文化財発掘事業

鎌倉時代の漆皿(桐・波)
鎌倉時代の漆皿(飛鶴)
鎌倉時代の漆皿(柳・あけび)
調査風景
発掘された武家屋敷跡
多量に出土した土器

文化財発掘調査工事の流れ


発掘調査

発掘調査は次のように実施されます。

行政機関へ相談

建築申請を行う前に、建設地に埋蔵文化財があるかを相談(包蔵地確認)。包蔵地である場合、埋蔵文化財確認調査を依頼(試掘調査)。試掘調査により、本調査が必要か不必要かの指示を受ける。
※個人住宅の場合、国庫で本調査を行ってもらえます。

発掘調査組織へ相談

(本調査を民間組織へ依頼する場合、市の担当課で民間組織の紹介をしてもらえます)
建設地の場所、建設予定の設計図(平面図、立面図、断面図、基礎伏図等)を準備し民間組織に見積り依頼をします。

発掘調査着手までの手続き

行政機関の担当課に文化財保護法93条(以下93条)の届出を提出(着手前60日)。93条届出の結果通知書が県教育委員会から届く。民間発掘調査組織に発掘調査を依頼する承諾書を提出。民間発掘調査組織が文化財保護法92条(以下92条)届出を行政機関担当課に提出(提出後30日で92条の結果通知が届く)。92条結果通知書受領後、発掘調査着手。

建築工事着手

埋蔵文化財発掘調査の現地調査が終了したことを行政機関担当課に確認してもらう。
現地調査終了確認後、建築工事に着手できます。

報告書作成

現地調査終了確認後に調査報告書を刊行し、行政機関及び国会図書館、民間発掘調査組織等に送付します。

主な発掘調査例


発注者 調査名称
第一交通産業株式会社 御成町宅地造成工事に伴う埋蔵文化財発掘調査
株式会社 豊島屋 T別館新築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査
株式会社 加藤製作所 A店舗新築工事に伴う埋蔵文化財発掘調査
東京建物 株式会社 鎌倉市御成町プロジェクト埋蔵文化財発掘調査
U様 藤沢U高齢者住宅新築工事に伴う埋蔵文化財調査
株式会社 横浜銀行 株式会社横浜銀行仮店舗新築工事に伴う埋蔵文化財調査

主な支援工事例


発注者 支援工事名称
(財)かながわ考古学財団 一般国道468号線(さがみ縦貫道路)建設に伴う寒川町倉見地区埋蔵文化財発掘調査支援業務
株式会社 大京 LM鎌倉佐助新築工事に伴う文化財調査支援業務
三菱地所 株式会社 由比ガ浜二丁目開発計画に伴う文化財調査支援業務
株式会社 新日鉄都市開発 旧T氏邸跡発掘調査に伴う支援土工事
東急不動産 株式会社 由比ガ浜開発計画に伴う埋蔵文化財発掘調査支援業務
株式会社 ブロックス コンサルティング 御成町8開発工事に伴う文化財調査支援業務
(公財)横浜市ふるさと歴史財団 瀬戸神社旧境内地内遺跡発掘調査工委託
藤和不動産 株式会社 藤沢市朝日町、共同住宅建築に伴う埋蔵文化財調査
三井不動産レジデンシャル 株式会社 鎌倉市佐助一丁目計画に伴う文化財確認調査